有限会社 第四企画 ブログ・WEB制作会社 ブログ・Webサイトの企画、制作、デザイン、システム開発、サイト・システム運営、サーバ管理
会社概要
提供サービス
制作実績
求人情報
お問い合わせ
Sixapart社ProNet
有限会社 第四企画は
Sixapart社ProNet会員です

« ブログ本ビジネスは既に終わってしまったのか? | メイン | 第六期決算を終えて »

2006年3月23日

ソフトバンクのボーダフォン日本法人買収がもたらすこと

 3月17日に発表となったソフトバンクのボーダフォン日本法人買収発表。ボーダフォン日本法人の株式の97.7%を1兆7500億円で取得するとのことで、その買収規模についても話題となりましたが、それ以上にこの買収にYahoo!Japanが参画している点について、これまでの携帯向けコンテンツ市場をひっくり返してしまうほどの出来事だと認識しました。

 これまで、携帯電話からインターネット上のコンテンツにアクセスする際は、携帯キャリアが用意する公式メニューからキャリアが公式と認めたコンテンツにアクセスする場合と、それ以外の携帯向けに作られたコンテンツに直接アクセスする場合に分かれていました。それらは、前者を【公式サイト】後者を【勝手サイト(オープンサイト)】等と呼んでおり、携帯向けコンテンツの中ではその違いを明確に分けられていました。また、【公式サイト】ではコンテンツに対して課金をする際、携帯電話料金と共に請求するなど容易に課金を行うこともでき、通常のPC向けコンテンツとは一線を画した構造となっていました。それだけに、【公式サイト】になるという事はそれだけでブランドを得ることにもなり、携帯コンテンツ市場はこの【公式サイト】中心に成り立っているといっても過言ではありません。

 今回、ソフトバンクに買収されたボーダフォンにしてもこの公式サイトの仕組みを用意し、多くの公式サイトが携帯電話のメニューから容易にアクセスできる状態にありました。しかし、これまでNTT DoCoMoやKDDIのauと同様の公式サイトを提供していたボーダフォンですが、Yahoo!Japanの名前が上がったことで、これまでの公式サイトの仕組みが崩れる可能性が高いと考えられます。具体的にはYahoo! Japan Mobile等、Yahoo! Japanの携帯電話向けコンテンツを主軸に末、これまでのような公式サイトという考え方自体が廃止される可能性も否定できません。これまでは、携帯電話の公式コンテンツとなるために、多くの携帯電話向けコンテンツ開発会社が利益を享受できる立場にありましたが、今後そのような会社
はいろいろな意味で戦略を練り直す必要性が出てくるかもしれません。ただ、携帯コンテンツ市場はある意味閉塞状態にあり、それを打破するきっかけになるかもしれません。

 ボーダフォンは国内ではあくまで3番手にとどまっていましたが、他キャリアのコンテンツに加え携帯電話における各種サービスなどに対して魅力的なコンテンツを提供することによって、市場を一気にひっくり返す可能性は十分にあります。また、コンテンツのみならず料金サービス的な側面を考えれば、Yahoo! BBとの連携や、料金プランの優位性、またインフラ部分の見直しなどで利用者にとって魅力的なサービスが提供される可能性は極めて高いと思われます。

 話を携帯コンテンツ市場に戻しますが、コンテンツ市場的に見ても既存の公式コンテンツだけに影響範囲はとどまりません。その中でも比較的影響が大きいと思われる領域として、携帯ECと携帯検索の2領域が大きく影響を受けると考えられます。
 まず前者の携帯EC市場について、すでにPC向けコンテンツとしてYahoo! Japanではオークションやショッピングが利用されていますが、今後は携帯電話から利用が容易になることにより市場規模の拡大が予想されます。また、競合となる楽天市場からすると決定的な差をつけられたといっても過言ではないでしょう。
 そして、後者の携帯検索市場ですが、Yahoo! Japanはもちろん、多くのポータルサイトに加えGoogleもサービスを立ち上げていますが、どのサイトも現時点では携帯コンテンツ検索として明確にトップに立っているサービスは特定できない状況です。この混迷を極める状況の中からYahoo! Japanは一歩抜け出ることが可能であり、結果としてPCサイトの検索エンジン市場で熾烈な争いを行っているGoogleに対しても少なからず影響を与えるものだと思われます。

 突然発表されたソフトバンク及びYahoo! Japanによるボーダフォン買収のニュースでしたが、携帯電話業界のみならずネットコンテンツ業界にも大きな影響を与えることは確実のようです。とりあえず、発表した段階ではありますが、下記のようなニュースも出ており、今後の戦略発表から目が話せない状況になりそうです。

ヤフー、ソーシャルネット事業部やモバイル事業部など組織再編
 モバイル事業部は、ソフトバンクの携帯電話事業参入に合わせて、携帯電話向けのポータルサイト強化に向けて設立される。
キャリアの“内輪”に入ったヤフー
 ソフトバンクのボーダフォン買収で、キャリア側からサービス提供する力を持ったヤフー。日本最大のポータルと携帯とのシームレスな連動は、携帯コンテンツ業界を揺さぶりそうだ。

投稿者 d4k : 2006年3月23日 14:29

TOP会社概要提供サービス制作実績求人情報お問い合わせ
Powered by Movable Type
Copyright (C) 1999 - The Fourth Project. All Rights Reserved.